新年度の変わり目は、新居の収納プランに関するご相談が多い時期です。
「新居で、どんな収納にしたら快適に過ごせる?」
「新居でも引き続き使える収納家具はどれ?」
「何をどこにしまったらいいの~?!」
引越しは、モノの片づけだけでなく、暮らしそのものを見直すビックチャンス。そんな時に、ぜひ試してほしいことをご紹介します!
新居の収納や暮らし方への不安
「引越し」といえば、新居への期待は誰でも持つもの。新しくなればステキな暮らしが手に入る!と夢がふくらみます。特にマイホームとなればなおさら。なぜならマイホームは人生をかけた買い物といっても過言ではないですから!
でも、家事・育児・仕事で忙しく、片づけが苦手な女性にとって、その新居をステキに保てるだろうかというプレッシャーも同時にわいてきてしまうんです。今できていないことが、新居に移ったからってできるようになるの?と。
またマンションなどのワンフロアで生活してきた人には、戸建ての階段のある暮らしが想像しにくく、特に小さいお子さんがいる場合は、これ以上大変になるかも!と心配になったり。
そんなことを考えていたら、ご主人のサポートの少なさに不満が募ったり、ココロは忙しくて夢ばかり抱いてはいられませんね。
引越しはパートナーを改めて知るチャンス!
そんな時にオススメなのが、夫婦のぶっちゃけトーク。
普段言えないこと、言わないことを伝え合うことで、不安や不満を減らし、お互いの希望に折り合いをつけていくチャンスなんです。
実は、ここ最近お伺いした『引越し前のコンサルティング』では、ご夫婦で同席いただくことが続き、コンサル最中に自然とぶっちゃけトークが出てきて「いいぞ、いいぞ!」と思うことが多々(笑)
例えば、どんなリビングにしたいですか?という質問に対し
「子どものオモチャがリビングに出しっぱなしはイヤなんだよね」とご主人。
もしこれをご主人が強く望んでいるとしても、
奥様が「なんですって!子どもが小さいのに無理に決まってる!怒」と意見が割れる場合。
もめて険悪になって終わるのではなく、ぐっと感情を抑えてぶっちゃけトークしてみるといいんですよね。「なぜ?どうして?」の質問が効果的です。
「なぜ出しっぱなしがイヤなのか?」の答えもいろいろあります。
お茶など飲みながら、ユーモアを忘れずに!笑
→ オモチャを足で踏むと痛いのがイヤ!
→ 仕事で疲れて帰宅して、散らかっていると気持ちがゆっくりできない
→ 片づけられない子になるのでは?と教育的に心配
など、実はさまざま。
ムリ!と思う奥様の理由もいろいろあって当然。
→ せっかく組み立てたプラレールを壊すと、翌日また大変だからわざと出しっぱなし
→ 育児だけで精一杯。片づける時間が取れないから
→ 片づけるための収納が足りない!
など。
よくよく掘り下げると、そこには理由があることが分かりますよね。分かれば、それをどう解決していけばいいか話し合うことができます。
オモチャスペースを限定したり、収納を増やしたり、お子さんが片づけやすい収納法に変えたり。休日は出しっぱなしでOKとか、数年は我慢する、など。
自分や相手の譲れないコト、妥協できるコトを探る大チャンスなんです。
片づけ収納の解決はコミュニケーション力を鍛える
夫婦とはいえ長年一緒にいると、相手が考えていることを分かっているようで、実は分かっていないことが増えているもの。ついつい面倒に思いがちですが、「引越し」というこの機会に、相手をよく知ってみてはいかがでしょうか?
理由が分かれば、それを解決する収納法、モノの持ち方、買い方、そして暮らし方を見直すキッカケになります。イライラするのを抑えて無理やり優しい妻になろうとするより、収納の仕組みを変える方が断然ラクです(笑)
自分のこだわりや、お互いの妥協点もよく理解して、ご機嫌な暮らしをつくっていきましょう!

結婚後はじめて多摩に住み、あまりの暮らしやすさに「たま愛」が育つ。インテリア好き・片づけ苦手。出しっ放し、開けっ放しのざっくりタイプでもできる簡単収納を推奨。「大丈夫~!」が口癖。片づけが苦手なお客様でも楽しくなる、とにかく明るいサポートが得意。