「インテリア」というととかく家具やカーテン、装飾などに目がいきがちですが、「照明」に注目したことはありますか?
照明の使い方を工夫すると雰囲気をガラリと変えることができ、お部屋を立体的にみせることができるんです。
北欧の照明づかいがステキ
最近話題になるヒュッゲの国、デンマークは年間のキャンドル消費量が世界一位。
北欧では照明の他、キャンドルの灯りも取り入れながら、オシャレに心地よい雰囲気の空間づくりが上手ですよね。
でも、多くの日本人は暗い!と感じるでしょう。
初めての海外旅行でノルウェーを訪れた時、ホテルの灯りが暗すぎて、全ての照明をつけ、調光のツマミをMAXにしたのを覚えています。
高校生だった私は「こんな雰囲気もステキ!」なんてことは全く思わず、「よくこんな暗い中で過ごせるなぁ」と単純に疑問を感じるだけでした。
長い歴史の中で育まれた照明文化
そんな経験もあってか、インテリアを学んでいた時は意外と照明の授業が面白かったのです。特に、緯度の違いが照明文化に大きく影響しているという話は印象的でした。
先日ツイッターでこんな投稿を目にしました。
フィンランド最北の街 Nuorgam では、11月25日から続いていた極夜(太陽が昇らない現象)が今日、1月18日に終わりました。今日の日の出は、11:46 am、日の入りは12:53 pm でした。これから夏至に向けて少しずつ日の出ている時間が長くなっていきます。 https://t.co/UaNi0WnHJc
— フィンランド政府観光局 (@visitfinlandjp) 2019年1月18日
白夜の地域、夏はいいけど、冬は本当に太陽が全く上らない期間があるんですよね。
そういった環境で暮らしてきた人々は、高緯度の少ない光に適応するため、目や視覚情報を処理する脳が進化しているという記事を読んだことがあります。
日本人が薄暗く感じる空間でも、北欧の人々には十分な明るさなんでしょうね。
日本人には明るさが必要?
確かに、現代の日本は夜でも明るい電気がついている家がたくさんあります。
でも電気が普及する前の日本だって、ろうそくや行燈の灯りの中で暮らすことができていたわけだから、慣れもあるのかも?深夜遅くまで活発に活動しようとするから明るい照明を求めるのか?なんて思ったりします。
暗い夜になったらそれなりの生活をする。
そんな暮らし方ができれば、北欧風のステキな灯りを心から楽しめるかもしれませんね。
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