おうち時間をどう楽しむ?ストレスを減らした後の+α

もう一ヶ月以上前のことになりますが、IDÉEのバイヤー大島忠智さんのオンラインイベントに参加しました。

この時に

北欧の人は長い冬を家で過ごすため、「なんでもない日常生活をいかに楽しくするか?」に興味があって、「家」を良くしたいという意識が高い。それに対して日本人は、どこかへ旅行して楽しむのと同じように日々の暮らしを楽しむことが少ないのでは?

というお話がありました。でも今回のコロナ禍で、家でどう楽しむかを考える人が増えたのではないかと感じる、と。
私もそんなうちの一人だなぁと思いながら、お話を聴いていました。

家で過ごす時間、楽しんでる?

私は今までも「家」を良くすることに興味はありましたが、北欧の人たちに比べるとまだまだ度合いが低いのかもしれないと思ったんです。確かに今回の自粛生活を通じて、家で過ごす時間をもっと楽しもう!という気持ちが強くなりました。

「効率」だけじゃつまらない

今まで、めんどくさがりな私は常に「ラクしよう、ラクしよう!」といろいろ工夫して、嫌な家事を効率よくこなせるような努力をしてきました。

この自粛期間中は、いつも以上に料理する回数が増え、朝ごはんを準備しながら「昼ごはんは何にしよう?」なんて考えていたり。もっとラクして料理をこなすにはどうするかを追求したいところでしたが、こんな私でもさすがに気分が乗らなかったんです。

もともと料理をするのは好きではなく、一人暮らしの頃から、がんばって料理してもあっという間に食べ終わってしまうことが許せなくて・・・。(先日この話を息子にしたら「そんなの当たり前じゃん!」とあっさり返されました。)
だから、長年調理効率を上げることに躍起になっていたんですけれど、それだけじゃダメ、楽しみをプラスしなきゃ!という考え方に切り替えました。

それは、新しい調理器具、蒸籠の導入。
欲しいなぁとは思いつつ、無くても困るモノじゃないでしょ、という葛藤と結構長い間戦ってきましたが、効率を求めるだけじゃなくてテンションも上げていこぉ!ということで購入したんです。
このお楽しみをプラスしたおかげか、ゲンナリすることなく乗り切ることができました!

「家」を良くするってどういうこと?

普段は、日頃の家事の効率を上げてストレスを減らしたいとか、多すぎるモノに囲まれて困っている場合は、モノを減らして解決していくことが多いです。

でも、自分や一緒に暮らす家族が、心地よく楽しいおうち時間を過ごせるようにすることは何よりも大切。

蒸籠の話はほんの一例ですが、「家」での暮らしをよくするために、片付け収納を工夫して日々のストレスを減らして気持ち面を『マイナスからゼロにする』だけでなく、もっと楽しむ『プラスにする』ことにも目を向けていきたいですね。

古後 静

古後 静

北欧ライフスタイル好きの収納空間プランナーです。住宅建築業界を経て、2011年より整理収納サービス提供。【整理収納】×【住宅設計】両視点から考える収納設計のTipsをご紹介します。丁寧な暮らしに憧れるのに「面倒くさい」が口癖の元リケジョ。ラクするための家事効率アップの仕組み作りが得意な反面、『日々の暮らし』を楽しむことにも挑戦中。

関連記事

PAGE TOP