収納本やSNSで見る素敵なお部屋、そのまま真似すれば片づく?

笑顔を増やす暮らしの最適化

ちょっと前までは雑誌や本で目にするくらいだった素敵に片づいたお部屋の写真。今では毎日のようにSNS上で流れています。そんな写真を目にしながら「あー、こんな整ったお部屋になったらすぐに片づけられるんだろうなぁ」と思ったりしませんか?

実は、意外とそう簡単にはいかないのです。

真似するだけじゃ片づかない

例えば「あのおうちみたいに、キッチンには何も無いように調理器具はしまうようにしよう」と真似してみても、自分の本音は「料理はできるだけラクにしたい!調理器具の出し入れなんて、面倒でやってらんないわ〜」だったら、キッチンのワークトップ(天板)に何も無い状態をキープするのは、はっきり言って無理。

クローゼットの衣類も「畳むのってめんどくさ。しかも引き出しの高さに合わせて畳むのって難しいんだよねぇ」だったら、衣類は畳んで、引き出しの仕切りに合わせて立てて収納!なんてかなりハードル高いです。

まさにこれ、私。料理には時間も手間もなるべくかけたくないし、衣類も畳んできっちり並べるのは苦手。

本音を聴く

大事なことは見た目に憧れて真似することではなく、自分の本音に耳を傾けること。

ライフオーガナイズの片づけは何よりもまず思考の整理から始めていくのですが、要は
「本当の思い・考えはどうなの?」
ということを自分自身に問いかけ、その思いや考えに応えた空間作り、片づけをしながら納得できる地点を探ることが不可欠なのです。

そして同居する家族がいれば、自分の本音だけでなく、家族の本音も聴かないとダメ。そのためにはお互いに「話ができる」関係であることがとっても大事ですね。

わたしの本音は?
家族の本音は?

 

SNSの素敵なおうち、真似するのではなくあくまでも参考に。
まずは自分と家族の本音を聴いて、自分たちがストレスなく片づけられる空間を目指していきましょう!

古後 静

古後 静

北欧ライフスタイル好きの収納空間プランナーです。住宅建築業界を経た後、整理収納サービス提供12年超え。【整理収納】×【住宅設計】両視点から考える収納設計のTipsをご紹介します。丁寧な暮らしに憧れるのに「面倒くさい」が口癖の元リケジョ。ラクするための家事効率アップの仕組み作りが得意な反面、『日々の暮らし』を楽しむことにも挑戦中。

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