災害伝言ダイヤル、防災の日に子どもと試して分かったこと

暮らし上手な人達のあれこれ

あっという間に9月に突入ですね。日中はまだセミが鳴いていますが、夜、秋の虫の音が聞こえてくると心がとっても落ち着くこの季節。

本日より、「今を幸せに、暮らしをラクにする小さなヒント」IHANA LIFEの服部美亜さんの過去記事を、不定期で紹介させていただきます。

 

 

9月1日は防災の日8月30日〜9月5日は防災週間です。

私は数ヶ月前から、9月1日には子ども達と試さなきゃ!とずっと心に決めていたことがありました。
それは…災害伝言ダイヤルを実際に使ってみること

以前どこかで「お試しで使えるのは防災の日しかないから〜」と聞いたような気がして、心待ちにしていたのです。(改めて調べてみたら、お試しできるのは9月1日だけじゃないとわかったのですが ^^;;)

まず、長男に説明。

私:「もし大地震とかが起きてみんなが離れ離れになっちゃったらどうする?」
長男:「えーママに電話するー」
私:「うん、通じたらそれでいいよね。でも地震のあとって電話全然通じないんだよ」
長男:「なんで?」
私:「みんな一斉にかけるから、混んじゃうの。」
長男:「えーなんで?」
私:「みんな家族が大丈夫かすぐ知りたいからじゃない?」
長男:「あ、そうだねー」
私:「さて。ママの携帯も通じなくて、家も潰れて電話できなくなった場合でも連絡が取れる方法があります」
長男:「えっあるの?」
私:「電話さえ借りられれば、どこからでも伝言を預かってくれるとこがあるの。まずはやってみよう」

そこで、長男にその方法を説明。

①171をダイヤルする
②録音の場合は[1]、メッセージを聞く場合は[2]を押す
③自宅電話番号を入れる
④メッセージを入れる

簡単なステップですが、意外と何度も戸惑う長男。

「録音の場合はって何?」「『ピッという音の後にメッセージを入れてください』のピッが聞こえないんだけど、もう喋っていいの?」とモタモタしてる間に録音の30秒が終了してしまったり、「失敗したらもう使えないの?」と無用な心配をしたり、「録音って何を言えばいいの?」と慌てたり…

私:「失敗したらもう1回やり直せばいいんだよ。離れ離れになって一番心配なのは今どこにいるか、怪我はしていないかとかだから、例えばこんなことを言うといいよ。」

①まず名乗る「( 名前 )です。」
②どこにいるか「(〇〇小学校の体育館)にいます」
③自分の状況「怪我はしてません、無事です」
④一緒にいる人「〇〇さんと一緒にいます」

最低限①〜③まで。もし誰かと一緒ならのことを簡潔に言えるように練習。

実際にやってみると、うーんと考えてるうちに録音時間30秒が終了してしまうことも。
人がたくさんいるようなところからかけたら、メッセージ自体が聞き取れないと意味がないから、大きな声ではっきりしゃべることの大切さも伝えました。

長男がメッセージを入れたあとは、私が録音。そして長男がそのメッセージを聞き出す方法を交互に練習。

大人にはメッセージを入れるのは簡単なことですが、子どもには意外と難しいんだなと感じました。特に「録音できる」とわかっていても「何を言うか」はよくわかっていないんだなぁとハッとさせられました。

 

この災害伝言ダイヤル体験、9月1日しか利用できないと思っていたのは私の完全な勘違いで…^^;;
毎月1日と15日(24時間対応 )や防災週間など、利用できるチャンスがたくさんあるので、お子さんのいる方、ぜひ試して欲しいなぁと思います。

災害伝言ダイヤルの詳細はこちら

 

9月の初日。小学校の避難訓練に合わせて毎年練習してみてはいかがでしょうか。

古後 静

古後 静

北欧ライフスタイル好きの収納空間プランナーです。住宅建築業界を経た後、整理収納サービス提供12年超え。【整理収納】×【住宅設計】両視点から考える収納設計のTipsをご紹介します。丁寧な暮らしに憧れるのに「面倒くさい」が口癖の元リケジョ。ラクするための家事効率アップの仕組み作りが得意な反面、『日々の暮らし』を楽しむことにも挑戦中。

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